『Acid Magazine』は、サーフィンとライフスタイルをより総合的、文化的、哲学的にとらえたオルタナティブ・サーフィン・マガジン。この年刊誌の核となるアイデアは、サーフィン・カルチャーを豊かにする軌跡を探るというシンプルなもの。8年間の休刊を経て、ついに新しいチームとともに再始動した今号ではサーフィンだけでなく、人間関係、空想、悲劇、科学、あるいは幻想といったその周辺環境についてイメージするための26の特異な方法を示している。
サーフィンは従来的な通説やステレオタイプから抜け出せないことがあまりにも多い。本誌は、そのような通説を打破し、リスクを冒してオルタナティブなイマジネーションを創り出す人々にスポットライトを当てる場を作ることを目的としている。さらに、Gabriella Angotti-Jones(ガブリエラ・アンゴッティ=ジョーンズ)による、サーフカルチャーと彼女の初期の関係が黒人女性としてのアイデンティティといかに切っても切れない関係になったかという記述や、Superorganic Studio(スーパーオーガニックスタジオ)による、サーファーとの脱構築的インタビューに基づいたウェットスーツへの詩的な頌歌、Miguel Constantino(ミゲル・コンスタンティーノ)とTim McKenna(ティム・マッケンナ)による写真などを多数収録している。