Pages: 120
Format: 130×200×10㎜
Bookmaking: softcover
Copies: 400
Language: English
Publication Year: 2022
Designer: Narelle Brewer
Publisher: Perimeter Books
ISBN 978-1-922545-13-8

AI (Art Index)

AI (Art Index)
¥5070 (税込)

「AI(Art Index)」は、ウィーンを拠点に活動するオーストラリア人アーティスト、James Tunks(ジェームス・タンクス)による、新たな美術史の教科書のフォーマットを探求するプロジェクト。人工知能や機械学習といった急速に発展するテクノロジーをいかに美術史の文脈に活用できるのかという問いのもと、まず、タンクスが行ったのは、作品解説、キーワード、展覧会キャプションといった美術作品を取り巻く言語をサンプリングすることであった。

20世紀でもっとも著名な写真ライブラリーのひとつであるベットマン・アーカイヴがアーカイヴの再利用価値を高めるために行ったのは、カテゴライズではなくインデックス化。説明的なキーワード(女性、水、空、青など)や概念的なキーワード(喜び、レジャー、愛など)を使って画像に索引を付け、関連する画像へのアクセスを可能にすることで富を築いたのである。─意識的であろうとなかろうと、人は画像を検索するのではなく、画像に関連付けられた目に見える、あるいは見えないメタデータを検索する—Estelle Blaschke, When Images Became Data / Augmented Photography

本書ではトリミングされたオリジナルの作品と、サンプリングされた言葉から生成された画像、二つのイメージが見開きに併置され、巻末にはアーティストによって断片化されたキーワードがまとめられている。膨大な画像を参照する人工知能や機械学習を用いた生成画像が主題になるときもまた、制作者が向き合うのは、自ずとその背後に走るメタデータ、つまり言語になるのだろう。