Katharina GrosseとAlexander Klugeの作品集。Katharina Grosseはドイツ出身の女性アーティストで、現在はベルリンを拠点に活動しており、現代アートシーンで影響力を持つ。彼女は工業用スプレーガンを用いた制作を行い、キャンバスを超えて空間や日常生活のありふれた景色に、色の共鳴を呼び起こす。Alexander Klugeはドイツ出身でニュー・ジャーマン・シネマを代表する映画監督。映画理論家や小説家として発表した著書が豊富にある。Grosseの水彩画やドローイングとKlugeの映画のスチール写真や映像作品、文章が交じり合う一冊。
出版は〈SPECTOR BOOKS〉。ドイツ・ライプツィヒを拠点とし、アート、理論、デザインを横断し、アーティスト、著者、ブックデザイナー、印刷製本業者など本づくりに関わる人々の積極的な交流によって生まれる可能性を探求し、革新的なアプローチを試みる。手のひらに収まる布張りハードカバーもずっと持っていたくなる。