Pages: 176
Format: 250×182×19㎜
Bookmaking: softcover
Language: Japanese
Publication Year: 2022
Designer: Tetsuya Goto
Publisher: グラフィック社
ISBN 978-4-7661-3733-0

K-GRAPHIC INDEX
韓国グラフィックカルチャーの現在

¥3300 (税込)

著者・後藤哲也は、近畿大学文芸学部准教授、大阪芸術大学客員教授。主にアジア地域のグラフィックデザインを研究しており、韓国のグラフィックデザイナーとのコラボレーションも多い。2011年から自費でアジアに出向き取材を始め、2013年と2015年にはソウル国際タイポグラフィビエンナーレTypojanchiのキュレーターを務めた。

本書は、X世代からミレニアル世代、Z世代まで、最前線で活躍するグラフィックデザイナー22組を紹介し、それぞれの仕事や生きた実践、思想、思考を社会背景を交えながらレポートする。K-POPのデザインやハングルフォントの動向、デザイン教育など、韓国グラフィックカルチャーを取り巻くシーンについてのコラムも充実している。グローバル化(西洋化ともいえる)が完了した現在におけるアジア(東洋)で見られる西洋的言語(デザインやポップカルチャー等)について、より深く考えてみるための沼への招待状のような1冊。

購入者特典として、雑誌『オフショア』山本佳奈子さんによる解説エッセイ付き。『オフショア』第二号の巻頭インタビューでは『K-GRAPHIC INDEX』制作裏話と後藤氏の思考、その経緯が紐解かれている。対にして読むとより楽しめるだろう。