Pages: 240
Size: 195×125㎜
Format: Perfect binding
Language: Japanese, English
Publisher: けはい出版, 2026

交差点で──デザイン、言語、経験

平山みな美
¥2750 (税込)

『交差点で──デザイン、言語、経験』は、2025年2月末、アムステルダムの文化施設het veemでの10日間の滞在制作をきっかけに生まれた。滞在したのは、コペンハーゲンを拠点に活動するグラフィックデザイナー平山みな美さん。「文化的な表象」をテーマに、6組の実践者に「文化的な表象という言葉から思い浮かべるオブジェクト」を持ち寄ってもらい、それを起点に行ったロングインタビューを収録している。言語は日本語と英語。印刷はリソグラフ2色、NEUTRAL COLORSが担当した。

1. Limestone Booksライムストーン・ブックス
オランダ・マーストリヒトにある書店、コミュニティ。主に東アジア出身のデザイナーたちによって運営されている。非西洋的視点、周縁化された声、離散したコミュニティに焦点を当てた美術出版と現代美術を専門とし、地域と国際コミュニティを有機的に結ぶ芸術家ネットワークを構築している。

2. Christian Sarkis
レバノン・ベイルート生まれ。アムステルダム在住のタイプデザイナー兼レタリングアーティスト。ハーグ王立芸術アカデミー(KABK)にてタイプメディアの修士号を取得。TPTQアラビア書体ファウンドリーを運営。アラブと西洋の文化間を行き来する。現在はKABKのタイプメディア修士課程で教えている。

3. Growing Pains
視覚芸術、出版、対話、教育、人間関係の交差点で活動し、女性およびノンバイナリーアーティストを支援するイニシアチブ/出版社。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、アガタ・バー、ダリア・トゥミナス、ジェニア・スヴェンスチンスカヤによって設立された。

4. Werker
出版とアーカイブを起点に活動するコレクティブ。労働問題や、エコフェミニズム、LGBTQIA+など横断的な社会運動に関わりながら、日常生活のイメージ批評を通じて、さまざまな政治的文脈において可視化されるもの/されないものを分析し、発信している。2009年、アムステルダムで創設された。

5. Ruben Pater
グラフィックデザイナー、活動家。デザインにおける倫理的な代替案を模索するため、デザイン、執筆、教育に携わる。ジャーナリズム、社会運動、グラフィックデザインを融合した活動を「Untold Stories(伝えら
れていない物語)」の名で展開。著書に『The Politics of Design』(BIS、2016年)、『CAPS LOCK』(Valiz、2021年)がある。

6. Mirelle van Tulder
アーティスト、研究者、デザイナーであり、独立系出版社Roots to Fruitsの創設者。脱植民地的な音の探求に捧げられている同名の季刊誌『Roots to Fruits』の制作者でもある。彼女の仕事の中核を成すのは、グラフィックデザインと美術史の権力構造をめぐる対話の道を探ること。