Pages: 72
Size: 297×210㎜
Format: Softcover
Language: Korean, Japanese
Designer: Shin Haeok
Publisher: Hwawon, 2025

Pages: 46
Size: 297×210㎜
Format: Loose bound
Language: Korean, Japanese
Designer: Shin Donghyeok
Publisher: Hwawon, 2025

Catchword
12 Colors Manifesto

Shin Shin
¥3500 (税込)

2025年4月に日本で開催された、ソウルを拠点に活動するデザイナー、ShinShinの展覧会構成は少々変わっていた。シン・ヘオクとシン・ドンヒョクの2人からなるユニットShinShinは、ともにひとつの展覧会を作るのではなく、2人それぞれの個展を同時に同会場で公開したのだ。本書は展覧会に付随したそれぞれの作品集である。

ヘオクはイギリスの哲学者、ジョン・ロックが1706 年に記した「備忘録の新方法」をもとに、本の構造、ページと空間の関係を探求する。情報収集、記憶術であるこの方法を韓国語の翻訳とともに掲載し、なおかつその使用実例としてレイモン・クノーやジョルジュ・ペレックなどの小説家から、バティア・スーターやジェームズ・ラングドンといったアーティストやデザイナーの著作を収集・整理している。原書のレイアウトはニス版で透過して重ねられ、朗読やパフォーマンスの記録写真はメモのように挟み込まれる。すべて白紙の後半ページは実際に使用できるよう、読者に明け渡されたスペースだ。

ドンヒョクはコミュニケーションメディアとしてのポスターに注目する。かつて幼い頃に受けた美術教育では、ポスターの制作手順は軍隊のように厳格な規律が敷かれていた。1色1 枚、合計12 枚制作されたポスターは、それを成立させる最低限の要素(と認識されているもの)と、機能するための空間の物理的条件を問いかける。ポスターが拡散と伝達を目的とするのであれば、SNSが隆盛を極める時代に、あえて紙である理由は何なのか。ポスターの語源が「柱」であることから、それそのものだけでなく、掲示するための「柱」を見極めることを、彼は展覧会で試みた。

どちらの本も2人が主導するMediabus のインプリントレーベル「花園(Hwawon)」から出版された。NEW COVERでは2冊セットで販売。