80歳を超える哲学者、Susan Buck-Morss、出版社「Inventory Press」の共同設立者である40代半ばのデザイナー、Adam Michaels、Tシャツを主な発表媒体とする「Boot Boyz Biz」主宰で30代前半のKevin McCaugheyという、世代を超えたコラボレーションによって実現した、イメージとテキストをグラフィカルにモンタージュした作品集。
歳の離れた三人ではあるが、Michaelsがミネアポリスで海賊版Tシャツを豊富に揃えたレコード店でボランティアをしていたころ、 10代のMcCaugheyはその近くで過ごしていた。その後彼がはじめたBBBのTシャツ群は、ストリートからアカデミックまで、あらゆる領域のカットアップのもとに生み出され、ウォルター・ベンヤミンやセルゲイ・エイゼンシュテインの引用がBuck-Morssの関心領域と重なった。Michaelsはこの出会いに興味を惹かれ、出版物を通じて創造プロセスを研究する本書を制作した。
さまざまなタイポグラフィ、グリッド、マージンを使い分け、2色印刷ながらも賑やかな演出をする一方で、情報へのアクセスと理解への配慮が随所に感じられ、理論と視覚的作用、集団的な想像力や直接的な社会的活動に、グラフィックデザインがどれほど貢献できるかの挑戦のようである。









