Pages: 96
Size: 200×270㎜
Format: Softcover with Dust Jacket
Language: German, English
Publisher: Jungle Books, Kesselhaus Josephsohn, 2025

Josephsohn vu par Albert Oehlen

Hans Josephsohn
¥7230 (税込)

東プロイセンに生まれ、スイスへ亡命し、Jackie Wullschlagerによって「ジャコメッティ以来最も重要な彫刻家」と称されるHans Josephsohn。本書は2024-25年に開催されたパリ近代美術館での展覧会『Josephsohn vu par Albert Oehlen(JosephsohnをAlbert Oehlenが見る)』に合わせて、Kesselhaus JosephsohnとJungle Booksが共同で発行した記録集。ポストパンクバンドRed Krayolaにも参加したドイツの画家Albert Oehlenによってキュレーションされたこの展覧会の記録集は、実はもう一冊存在する。

250Pほどの厚みをもったハードカバーのカタログは、従来の展覧会カタログの基準を満たすように豊富な図版とテキストが収録されているが、薄いソフトカバーの本書は、ジャケットの下のカバーにOehlenの言葉が掲載されている他はテキストは一切ない。Katalin Deérが撮影した写真は、デザインを手がけたJungle Booksチーム(Samuel Bänziger, Rosario Florio, Larissa Kasper)によって、展覧会のタイトル通りOehlenの視線を辿るように構成され、ページネーションによって映像的な効果をもたらす。マーケットから美術館へ向かう道程さえも収録された編集は、美術館へ訪れ作品に触れるという体験が、日常とつながる一コマであるという当たり前の事実を思い起こさせてくれる。