Pages: 20
Size: 182×256㎜
Format: Staple Binding
Language: Japanese
Designer: Kaito Kubo
Publisher: Narumi Aoki

Tab

Narumi Aoki
¥2200 (税込)

写真家、青木成美の写真と詩/文章からなる冊子。タイトル『Tab』は、主にパソコンのキーボードの「Tab」=「Tabulator」を指しており、冊子の形は「Tabulator」が多数開いたままにされている様子を示している。ホチキス留めの簡易な製本ながら、それゆえに判型の異なる用紙を束ねることを可能にし、ウィンドウやタブが重なりながら関係しているレイヤーを想起させる。しかしあくまでイメージは白く縁どられ、互いに個別であることを維持しており、直に接触することはない。複数の関心が開かれたまま、ときに忘れ、ときに繋がり得る。

「スペースを残したまま改行してみる」「作業途中のタブを開いておく」と作家が述べるように、ある距離感を保ちながらその状態を受け入れようと、本書のデザイン/編集を通じて試みている。國松絵梨のテキストを収録。デザインは久保海音。