Pages: 224
Size: 206×142㎜
Format: Softcover
Language: English, Japanese
Publisher: Three Books, 2025

To Tell My Real Intentions, I Want To Eat Only Haze Like a Hermit

Katherine Longly
¥7700 (税込)

「食べること」は単なる「行動」にとどまらない。喜びの源と同時に自分の体をコントロールする道具。人とつながる手段である一方、孤独な楽しみ。自由気ままになれるものでもあり、不安を生み出すもの…。食と私たちの関係はさまざまな顔を持つ。感情と密に結びつき、社会的かつ個人的な歴史を照らし出すことにもできる。しかしこの食との多様な関係は一体どこから来ているのか?

カトリーヌ・ロングリーは子どもの頃太っていた…。今でもぽっちゃりとしていた幼い頃の亡霊につきまとわれながら、食べ物との関係は支配と喜びのはざまを行き来している。日本でのアーティストレジデンスに参加しながらロングリーは、年齢、背景、摂食障害の経験など異なる10人に、食と身体との関係をテーマにインタビューを行い、使い捨てカメラで自分と食の関係を撮影するよう依頼した。こうして生まれた写真集には10人の極めて個人的かつ、世界中につながる食の物語を読むことができる。

アートと人類学が交差するところに位置するこの写真集は、食と身体の関係がどこから起源し、影響しているのかを私たちに教え、深い問いを投げかけてくる。小冊子付き(40頁)