Pages: 270
Size: 200×260㎜
Format: Softcover
Language: English, French
Publisher: Fw: Books, 2023

Beirut, Epi-Centre Ville

Hans Wilschut
¥7700 (税込)

2020年に発生したベイルート港爆発事故では、死者218人、負傷者7000人以上の大惨事となった。本書は、多くの建造物が破壊され、都市が甚大な被害を受けた様子を記録したもの。写真は、ランドスケープを専門とするオランダ人、Hans Wilschut(ハンス・ウィルスヒュート)。

事故から数年経った今でもレバノンは経済的危機に瀕しており、政情不安の状態は続いている。都市機能やインフラは麻痺し、被害者の苦しみは癒えていない。ハンスはさまざまな視点からベイルートという都市を写し、復旧中の建物や放置された瓦礫の山などを如実に描き出す。それは街に残る麻痺を具体化しようとする作家の試みともいえるだろう。装丁は、レバノンの作家 ドミニク・エデによるエッセイ付き。