Pages: 182
Size: 216×279㎜
Format: Softcover
Language: French, English
Designer: Maximage
Publisher: Tombolo Presses, 2022

Pierre-Olivier Arnaud Monographie

Pierre-Olivier Arnaud
¥7300 (税込)

アーティスト、Pierre-Olivier Arnaudの2000年代初頭から現在までの作品を網羅的に記録したモノグラフ。彼が使用するメディアは主に写真であるが、本人は自身のことを写真家とは定義していない。なぜなら彼の関心はイメージそのものであり、それがどのように成立・定着しうるかで、網点や物質のテクスチャーを拡大した作品からも明らかなように、印刷物やスクリーンといったインターフェースの画像の生成過程に強く興味を寄せている。このことはヒト・シュタイエルが低画質画像の流通を情報資本主義の側面として述べたことと重なる部分も多い。何よりこうした主題を本に定着するうえで、メディアスペシフィックな解法を求められるwのは必然である。

レイアウトを担当したMaximageは、一方に展覧会の風景を、もう一方に本質的に複製可能な作品を、フォーマットの中で展開させることによってこの問題に応える。セクションごとに違和感を感じるほど斤量の異なる用紙は、印刷所の廃棄を回収したものだ。THE WASTE PAPER PROJECTとともに行ったこのアップサイクルは、資源を有効に活用するだけでなく、滞りなく生産・流通されるかのように整備された製造過程の綻びの一端を垣間見せるようである。